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村上宗隆「来年は打ちたい」4打席連続三振で終戦 2連勝から3連敗で地区シリーズ敗退


【写真】6回2死満塁、三振に倒れたホワイトソックス村上宗隆(AP)

<ア・リーグ・地区シリーズ:ガーディアンズ2-0ホワイトソックス>◇第5戦◇10日(日本時間11日)◇プログレッシブフィールド

【クリーブランド(米オハイオ州)10日(日本時間11日)=四竈衛】村上、4三振で終戦-。ホワイトソックスがガーディアンズに2連勝後、3連敗を喫し、地区シリーズで敗退した。「4番一塁」で出場した村上宗隆内野手(26)は、4打席連続空振り三振と空回り。チームはポストシーズン最多の計21三振を喫し、完封負けで姿を消した。

◇ ◇ ◇ ◇

必死にかみ殺そうとしても、村上は言葉、表情とも、しばらくの間、悔しさを隠せなかった。敗戦後のロッカールーム。各選手、スタッフがハグを交わしながら健闘をたたえ合う中、村上は顔を上げ、正面を見据えて言った。「ああいう場面で、しっかり打てるような打者になりたい、来年は打ちたいという思いはあります」。2点を追う6回2死満塁。空を切ったバットを手に、秋雨が舞う夜空を仰いだ光景を思い起こすかのように、村上は静かに言葉を続けた。

メジャー1年目の「新人」とはいえ、本気で頂点を目指してきた。過去「3年連続100敗以上」のフレーズを聞くたびに、「昨年までのことは知らない」と切り返し、意図するかのようにメディアの前で「勝てるチーム」と公言。若い集団を鼓舞し続けてきた。

だが、本当の強者だけが勝ち残るポストシーズンは、また別の戦いだった。終わってみれば、ワイルドカードシリーズから無傷の4連勝後、3連敗。公式戦中、つなぎの野球に撤してきた打線が、この日は村上の4三振をはじめ、PS史上最多の21三振を喫した。敗れた過去3試合では計52三振。若さ、経験不足からの気負いなのか、本来の泥臭い戦いができないまま、空回りしたかのように終戦を迎えた。

村上自身、開幕からの3連発で豪快デビューを飾った一方で、1カ月以上にわたる故障離脱の悔しさも味わった。「もっともっとできたんじゃないかと思っていますし、満足度はあまりないです」。チーム最多35本塁打を放っても、納得することはない。「これを続けることが野球選手として大変なところなので」。

「まだ26歳」と先を見据えてきた村上は、確かな手応えも、反省も、悔しさも感じつつ、メジャー1年目を走り抜けた。「野球人としてすべてにおいてレベルは上がったなと思っていますし、すごくいい経験をさせてもらいました」。

3月のWBCから始まった26年。言葉を発することで、心の整理がつき始めたかのように、村上は地元シカゴ、そして日本のファンへ、頭を下げた。

「1年間、ありがとうございました」。

◆ホワイトソックスは地区シリーズ第5戦で計21三振を記録。MLB公式によると、これはポストシーズン(PS)とレギュラーシーズンを含む9回までの試合でのメジャー史上最多記録。ホ軍は7日の地区シリーズ第3戦でPS史上最多の19三振をしており、3日で史上ワースト記録を更新した。またこの地区シリーズでは計75三振を喫し、5回戦制のPSシリーズでこれまでの64を大幅に更新する史上最多記録となった。

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