
初のセ・リーグ連覇を達成した阪神が6日、甲子園に凱旋(がいせん)する。広島と2試合、ヤクルトと1試合のラスト3連戦。6日はペナント授与式や場内1周、記念撮影などファンの前でセレモニーが行われる。御礼ムードに応えて、消化試合にするつもりはない。
3日に広島で優勝決定。4日は横浜で試合。5日は休養日。早く祝福したい! 1年間応援してきた虎党の思いは募っている。チームとして勝敗の目標はもうない。それでも森下がファンに誓った。「最後に勝って終われればいい。なるべく、いい姿を甲子園で見せたいと思います」。
雨の日も風の日も、体が悲鳴をあげても、心が折れそうでもグラウンドに立ってきた。森下は佐藤、中野とともに全140試合に出場中。残り3試合も全て出る予定。佐藤の3冠王が濃厚になったが、すぐ背後で追いかけてきた森下も最後まで全力を尽くす。出塁率は佐藤をしのぐ。初タイトルや初の打率3割も狙える。3人が全試合出場なら阪神では10年(5人)以来、。今季、他球団では中日細川、オリックス西川しかいない。休むことなく、優勝に貢献した点でプライスレス。「御礼シリーズ」として甲子園3連戦でファンに最高のプレーを見せるつもりだ。【柏原誠】
◆2010年の阪神 真弓明信監督の2年目。巨人、中日と競って最終的に2位。優勝は中日。CSファーストは巨人に負け。1年目のマートンが日本記録(当時)の214安打。メジャー帰りの城島が28本塁打。開幕4番の金本は4月にフルイニング出場の世界記録が途切れたものの代打など出場を続けた。鳥谷、城島、金本、新井、マートンの5人が全試合出場。これは2リーグ制後では84年中日、88年西武に並ぶプロ野球最多タイ。ほかにも2年目のブラゼルが47本塁打、平野が打率3割5分。1番マートン、2番平野、3番鳥谷、4番新井、5番ブラゼル、6番金本、7番城島と続く空前の強力打線だった。
