
ロッテ角中勝也外野手(39)が2日、ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で引退試合を迎える。
首位打者を2度獲得したバットマンに多くの投手たちが苦戦したが、西武平良海馬投手(26)もその1人だ。
通算対戦成績は24打数11安打で打率4割5分8厘、2本塁打、5打点、3三振。今やメジャーリーグからも注目される剛腕かつ球種豊富な平良が、これだけ打ち込まれた。「そもそも空振りが少なくて、コンタクトしてくるバッターなんで。投げづらかったです」。2ストライク以降のかがむフォームも「ボールは振らないぞっていう感じで来るんで、そういう意識が」と振り返った。
データを重視する平良から見た角中は「打球速度でいうとインサイドのほうはあまり速くなかったので、インサイドにカッターを使っていこうっていう感じだったんですけど」という打者だったが、その内角カットボールの打率が意外に良いことには気づけず。「自分の選択した球が角中選手にとって打ちやすい球を投げていたのもあったので、データを見てからは修正したのはあります」。やられたままでは終わらなかった。
高め直球で空振り三振を狙うケースも多い平良にとって、そもそも空振りが少ない時点で組みづらさはあった。「三振以外でどうしていこうというのは(選択肢として)やりました」。例えば初球からゴロを打たせる、など。結果的に投手の幅を広げてくれた打者、ともいえる。
引退試合に際し「もう対戦しなくていいのでホッとしています」と“平良節”で笑いながら“「本当にすごくいいバッターでした。僕も勉強になりました」と感謝を口にした。【金子真仁】
