
季節は秋へと移り変わり、野球界における一大イベントのカウントダウンが始まった。
10月22日に開催されるプロ野球ドラフト会議まで、残り1カ月を切った。アマチュア野球特集では今回から、プロ志望届を提出した選手たちを「指名を待つ男たち」と題して紹介。初回は今年6月の全日本大学野球選手権を制した関大も所属する関西学生リーグの3選手を取り上げる。【佐藤妙月】
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関学大・飯田泰成投手(4年=春日)は、憧れの先輩と再び同じ舞台に立つことを心待ちにしている。
「関西大学にいた金丸さんは身近な存在でした。身近にプロに行った方がいない中で、同じ左で憧れの選手です」。2学年上の中日金丸夢斗の名前を挙げた。「存在がすごい方」で金丸が投げれば相手チームに「あ、もう点入らないな」「もう1点取られたらキツい」とプレッシャーを与えていたという。チームは違ったが一緒にご飯にも行き、就寝時の服装は長袖、試合が近ければ野菜も生では食べないなど、技術以外でも多くの学びを取り入れた。
飯田は2年春に主戦となったが、腰のけがで投げられず苦しむ時期もあった。それでも地道なトレーニングで復帰し、最速は148キロだが「球速のガン表示以上に早く感じるストレートの強さ」を強みとしてプロ注目投手に成長。関大・米沢、近大・宮原、立命大・有馬など好投手ぞろいのリーグだが「高いところにいる存在だったんですけど、彼らがいるから良いピッチングしても慢心せずに取り組めますし、自分も勝っていると思う部分はある。そこ負けてないぞというのをもっと見せていけたら」と良い刺激にしてきた。
幼少期から憧れてきたプロの世界。「そういう子どもも増やしたい」。今度は自らが憧れられる存在となるべく、ドラフトを待つ。
◆飯田泰成(いいだ・たいせい)2005年(平17)1月6日生まれ、福岡市出身。小1から宮竹少年野球クラブで軟式野球を始める。小4からソフトボールの高木スネークスでプレー。宮竹中では軟式野球部に所属。春日高では1年夏からベンチ入り。最高成績は2、3年夏の16強。関学大では1年秋にリーグ戦初登板。2年の全日本大学選手権に出場。3年春にベストナイン。変化球はカーブ、カットボール、チェンジアップ。50メートル6秒3。遠投110メートル。憧れの選手は中日金丸夢斗。好きな言葉は「全てを力に」。181センチ、87キロ。左投げ左打ち。
