
<東京6大学野球:明大10-0東大>◇第2週第1日◇19日◇神宮
今秋ドラフト上位候補の明大・榊原七斗外野手(4年=報徳学園)が、2安打2打点と秋リーグ初戦から快音を鳴らした。
初回無死一、三塁から東大・松本慎之介投手(3年=国学院久我山)の直球を弾き返し先制点を挙げた。続く3回は相手一塁手の好捕に阻まれるなど3打席連続凡退に倒れたが、7回の第5打席でタイムリーを放ち10点目をもたらした。
「(1打席目は)真っすぐに遅れないようにしながら変化球を対応していこうと打席の中で決めていたので、その真っすぐを打ててよかったなと思います」と話し、続けて「3打席目以降からは力んでしまったところがあったので、自分の欲をなるべく捨てて打てたらいいなと思います」と手ごたえと課題を述べた。
今春のリーグでは開幕週の東大戦2試合で9打席立ち、1安打にとどまった。スタートダッシュに遅れたが終盤にかけてヒットを積み上げ、最終的には2本塁打、8打点、打率2割7分7厘だった。課題に挙げたのはコンスタントに率を残せること。昨秋に松岡功祐コーチ(83)の下で、硬式球の半分ほどの大きさのスポンジボールを2、3メートル離れた近距離から投げてもらう特訓を実施。毎日欠かさず取り組んできたことが秋のリーグ初戦で結果となって現れた。バックネット裏から視察したヤクルト余田スカウトは「体幹が強く、走攻守全てにおいて再現性の高い選手。ミスショットが少ない」と評した。
来月にはドラフトが控える。明大としては17年連続の指名、さらに4年連続1位指名となるかにも期待がかかる。かねて口にしているように、榊原は「17年連続というところは自分の中で使命だと思っています。その中でも、1位でいきたいなという気持ちは強くある」と、改めて言い切った。大学最後のリーグ戦で狙うのは「通算打率を3割に乗せたい」と宣言。現在の通算2割9分8厘(241打数72安打)からの上昇を狙う。運命のドラフトで選ばれし12人に入るべく、それに見合う数字を追い求める。
