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6連覇目指す聖光学院、新チーム守りの中心を担うのは竹田山澄 監督「すごくどん欲で研究熱心」


【写真】学業成績は学年トップの頭脳派でもある聖光学院の竹田山澄

秋季高校野球福島大会(17日開幕、ヨークいわきスタジアムほか)で、聖光学院は初戦で小高産業技術と対戦する。

6連覇を目指す新チームで守りの中心を担うのが、竹田山澄捕手(2年)だ。県北支部予選で4投手をリードし、3試合20回を無失点へと導いた。兄の背中を追い福島の名門で日々、成長する扇の要は、県大会でも投手陣の力を最大限に引き出す。

  ◇  ◇  ◇

難しいからこそ、やりがいもある。県北支部予選で4投手をリードした竹田は、充実した表情で振り返った。

「誰1人として同じ配球というわけにはいきません。それぞれ武器や特徴があるので、投手たちと同じ時間を共にしながら、野球以外の部分でもコミュニケーションを取ることで、息が合うんだと思います」

献身的な竹田の姿勢に、斎藤監督は「飛びぬけた能力はないけど、すごくどん欲で研究熱心。観察力や配球とか、捕手として求められるものはひと通り身につけられている」と歩みを評価する。

偉大な先輩を頼りにし、技術と意思を受け継ぐ。夏まで主力を務めた横山孝侑捕手(3年)の助言を受けながら、少しずつ実力を蓄える。スローイングといった基礎的な要素のほか、試合の映像を見ながら、投手にけん制球を指示するタイミングなど視野の広さも学んだ。新チーム始動に際し、横山から「お前に正捕手を継いでほしい。できる限りサポートをするから」と託され、覚悟も芽生えた。

兄の存在も支えになる。24年夏の甲子園で遊撃手として出場した、3歳上の一遥内野手(慶大3年)のプレーにひかれ「このチームなら絶対に成長できる」と、聖光学院に進んだ。兄弟に対し、斎藤監督が「兄貴は繊細だったが、弟は大胆」と評するように、本人も「気づいたことをどんどん言います」と、積極的にチームのかじ取りに参加する。

秋は結果で恩返しを誓う。夏に5連覇を逃した先輩たちから「お前らが借りを返してくれよ」と送り出され、常に打撃指導をしてくれる兄からも背中を押される。チームは目標とする東北大会優勝へまい進するが、竹田は「先を見ず、とにかく1戦、1戦に集中します」。勝利へのカギは、冷静な正捕手が握る。【田口元義】

◆竹田山澄(たけだ・やまと)2009年(平21)7月30日生まれ、新潟市出身。青山小1年から「青山あらなみ」で野球を始め、小針中では「新潟西シニア」に所属し、捕手のほか内野手としてもプレー。聖光学院では2年秋からベンチ入り。175センチ、74キロ。50メートル走は6秒6。右投げ右打ち。

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