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ビル看板に潜む火災の危険性 不燃材料使用のチェック体制は?


 屋外看板、火災の危険についてQ&A形式で分かりやすくまとめました。

 Q 繁華街を歩くと、ビルの壁に大きな看板がかかっているのをよく見るよ。目立っていいね。

 A インパクトがありますね。ただ、その看板が火事を広げてしまう危険もあるんです。2025年8月に大阪市の道頓堀で起きたビル火災では、壁面の看板を伝って火が上の階に広がり、消防隊員2人が亡くなりました。

 Q 看板は燃えやすい素材でできているの。

 A 繁華街などでは、高さが3メートルを超える看板は不燃材料で造らなければならないと、建築基準法で決まっています。不燃材料は20分間加熱しても燃えない、有害なガスを発生させない素材で、鉄鋼やアルミニウムなどがあります。道頓堀の火災では、大半の看板で必要な不燃材料が使われていませんでした。

 Q どうやって不燃材料だと確認するのかな。

 A 看板の高さが4メートルを超える場合、設置する人は材質を書いた書類を市役所などに出す必要があります。ただ、4メートル以下なら書類は不要で、ノーチェックで設置できます。

 Q じゃあ、どんな素材でできているか分からないの?

 A 毎日新聞が7月に20政令市にアンケートすると、15市が看板の材質をほとんど把握できていないと答えました。現在のチェック体制については、14市が「不十分」と考えています。

 Q 対策はしているのかな。

 A 材質のチェックシートを独自で作るなど、体制を強化した自治体もあります。ただ大きさなどの条件があり、全ての看板の材質は把握できないのが課題です。【大坪菜々美】

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