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【阪神】立石正広が天王山の切り札へ「自分の力で今の状況をもっといい方向に向けられたら」


【写真】1軍に合流し笑顔を見せる阪神立石正広(撮影・上田博志)

阪神ドラフト1位の立石正広内野手(22)が、天王山突破の切り札だ。

2軍で状態を上げ、11日に甲子園での全体練習に合流。12日に1・5ゲーム差に迫る2位巨人とワンデー直接対決(東京ドーム)を控える中、約1カ月ぶりに1軍に招集された。

「自分の力でちょっとでも今の状況をもっといい方向に向けられたら。思い切ってやろうと思います」

得意の東京ドームで“ドラ1同期撃ち”を再現する。12日予告先発の竹丸は5月24日の敵地戦で右翼へプロ1号を放った左腕だ。「初めてホームランを打った場所でもありますし、変にマイナスなイメージを持たずに、入れればいいなと思います」。

その3連戦では14打数7安打、5打点の大暴れで、伝統の一戦デビューを飾った良いイメージがある。出場選手登録されれば8月9日に降格して以降、3度目の1軍。竹丸との再戦を見据え「とにかく速くて横の変化もキレがあるイメージ。インコースのボールは強さを感じます。そういうところも考えながら臨みたい」と引き締めた。

チームに優勝マジック17が点灯しているが3連敗中。好相性を誇る立石のバットで流れを変えたい。

この日は甲子園で左翼ノックを受け、室内でのフリー打撃では鋭い打球を連発。藤川監督は「平田(2軍)監督からも報告を受けていました。もちろん毎打席見ていますし、守備も確認しています。いい内容で体つき、表情も踏まえて非常に良い状態だなと思います」と大きな期待を明かした。

2軍では9試合連続安打と好調をキープ。立石は「試合数も打席数もかなり出させていただいた。そこで150キロを超える投手に対して振ることを意識してきた。初球からアプローチしていきたい」と力強い。

巨人に勝てば2・5差に広げられるが、負ければ0・5差の大勝負。黄金ルーキーがリーグ連覇への起爆剤になる。【村松万里子】

今季の立石の歩み

◆1月17日 新人合同自主トレのベースランニング中に下肢の張りを訴え、同19日に大阪府内の病院で右脚の肉離れと診断された。

◆2月1日 春季キャンプは具志川スタート。別メニュー調整も室内でティー打撃を初めて見た平田2軍監督は「パワフルなスイング。森下の入ってきた時と感じがよく似ているよ」とうなった。

◆同6日 初の屋外ティー打撃。和田ヘッドコーチから報告を受けた藤川監督は「動けてはいますけど、ペースは上げない」と焦らせない方針を強調した。

◆同9日 別メニューながら宜野座キャンプに初合流。主力中心の宜野座組の空気を学ばせるために呼び寄せた。

◆同12日 宜野座キャンプで初の屋外ロングティー打撃。一塁側のベンチ前から28スイングで19本の柵越えを放った。

◆3月14日 2軍施設のSGLで初の実戦形式の打撃練習。シート打撃では門別から三塁線を襲う左前打。ライブBPでは小川から14スイングで2本の柵越えを放った。

◆同17日 ファーム・リーグ西地区のオリックス戦(SGL)で実戦デビュー。初打席で左前に初安打を放った。

◆同19日 創価大キャンパスで卒業式に出席した翌日だったが、2軍オリックス戦(SGL)に出場。公式戦1号となる満塁本塁打を放った。

◆5月19日 初めて出場選手登録され、倉敷での中日戦にて「6番左翼」でデビュー。初打席で金丸から初安打を放った。

◆同24日 巨人戦(東京ドーム)で同じくドラフト1位の竹丸から右翼へプロ1号。同3連戦で14打数7安打、5打点と打ちまくり、鮮烈な伝統の一戦デビューを飾った。

◆6月17日 直近16打席無安打と苦しみ、出場選手登録を抹消。前日16日の西武戦(甲子園)ではチャンスを含む全4打席で三振し、目を潤ませていた。

◆7月18日 17日に前川が死球を受けた影響で、約1カ月ぶりに再昇格。広島戦(マツダスタジアム)にスタメン起用され、栗林から中前打を放った。

◆8月9日 通算打率は1割台まで落ち、2度目の登録抹消。同日に2軍に合流した。

◆9月1日 ファーム・リーグ交流戦の日本ハム戦(甲子園)で延長10回に右前へプロ初サヨナラ打を放つ。

◆9月11日 1軍全体練習に合流。2軍戦で直近9試合連続安打と状態を上げていた。

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