
<オリックス4-8西武>◇10日◇ほっともっと神戸
西武黒木優太投手(32)が懐かしの神戸で、落ち着いたマウンド姿を見せた。3点リードの6回に登板し、打者3人を危なげなくピシャリ。今季3ホールド目で、チームの今季最多貯金「21」に貢献した。
雨降りの9日、懐かしそうにグラウンドを眺めた。「オリックス時代は今よりもっと、ここでの試合がありましたね」。故障に泣かされながらもよく投げたオリックス、日本ハムを経て、今季は西武での2年目になるミドル世代だ。
いろいろな人にお世話になった。特に「平野さんには本当に」。今季限りでの現役引退を発表しているオリックス平野佳寿投手(42)に思いをはせる。
「準備とか、すごくこだわっていました。打たれても抑えても同じようにスパイクの裏についた泥を落として、本当に毎日、同じような感じで過ごしていたので。見習うところがたくさんありました」
マウンドへ向かう姿以外にも思い出はたくさん。
「オリックスの時にほぼ毎週、食事に連れて行ってもらって。ホームの時もビジターの遠征初日とかも。父のようでもあり兄のような存在です」
それに。
「平野さんはいつ何どきでも接しやすくて。先輩がイライラしてると後輩がやりづらかったりしますよね。平野さんは本当に、後輩がやりやすい環境を作ってくれました。僕もその姿を見て、いつか自分もこうやりたいなと思って」
いつしかそんな“いつか”の未来が来て、年下の選手たちと明るくやっている。「平野さん、本当にありがとうございました。本当にお疲れさまでした。そんな気持ちですね」。思いをつなぐ。【金子真仁】
