
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Rマドリード2-1インテル・ミラノ>◇8日(日本時間9日)◇1次リーグ第1節◇サンティアゴ・ベルナベウ
【マドリード=高橋智行通信員】レアル・マドリード(スペイン)が、ホームで強豪インテル・ミラノ(イタリア)との初戦を2-1と制した。エースFWキリアン・エムバペ(28)が先制点を挙げると、MFフェデリコ・バルベルデ(28)も続き、前半のうちに2点を奪った。後半、DFカルロス・アウグスト(27)に1点を返されたが逃げ切った。再びジョゼ・モウリーニョ監督(63)に率いられた名門が、最多16度目の優勝に向けて白星発進を切った。
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ここ2シーズン、メジャータイトルから遠ざかっているレアル・マドリードは先週末、今季4試合目にして初黒星を喫し、スペインリーグで3位に後退した。さらに、ロドリゴ、ミリトン、メンディ、アセンシオがけが、ギュレル、カマビンガ、ベルナルド・シウバが出場停止のチーム状態が厳しい中でこの大一番に臨むことになった。モウリーニョ監督は4日前のベティス戦から先発メンバーを2人変更。4-2-3-1で臨み、大きな問題を抱えている中盤に右サイドバックのアレクサンダー=アーノルドを起用した。
2季前の欧州CLファイナリストのインテルは昨季2冠を達成し、今季開幕からセリエA3連勝と好調を維持し、2位につけている。キブ監督は昨季のリーグ戦MVPディマルコとスペンスをけがで欠く中、3日前のナポリ戦からローテーションを実施し、スタメン5人を入れ替えた。システムは3-5-2で、ラウタロ・マルティネスとテュラムが2トップを形成した。
通算20回目の対戦は前半、インテルが立ち上がりから主導権を握る展開となり、前半3分にテュラムが至近距離から放った最初のシュートは、GKクルトワにセーブされた。
プレスが弱く、ボール運びが不正確な状態で試合をスタートしたRマドリードだったが、前半14分に敵陣でのプレスから相手のミスを誘い、ブラヒム・ディアスのスルーパスをエムバペが滑り込みながら合わせて、予期せぬ形で先制点を記録した。
この失点に気落ちすることなくボールをキープしたインテルはその直後、チャルノハールの強烈なFKがゴールを襲うが、クルトワの正面。一方、Rマドリードは23分、バックパスを受けたGKジョゼップ・マルティネスにバルベルデが猛然とプレスをかけ、カットしたボールがそのままゴールに入り、早々に2点差にした。
2度のミスで高い代償を払ったインテルだったが、その後も巧みにボールを回し続け、前半36分にジョーンズがシュートを打つが、クロスバーをかすめて枠外に飛んでいった。
2点のリードを奪うも、攻撃の形をほとんど作れていなかったRマドリードは終了間際に追加点を狙いにいくが、エムバペとベリンガムの決定機は共にジョゼップ・マルティネスに防がれ、前半を2-0のリードで折り返した。
後半は2点を追うインテルが前半以上に勇猛果敢にプレーしてきた一方、Rマドリードは相手のハイラインの背後を狙う展開となった。
この状況下、最初に決定機を作ったのはRマドリードだった。後半4分にエムバペがディフェンスラインの裏に抜け出すが、あと一歩のところでジョゼップ・マルティネスの好セーブに阻まれる。さらに後半13分、ブラヒム・ディアスの浮き球のパスをベリンガムがゴール前でトラップし、シュートを打つがまたもやジョゼップ・マルティネスにファインセーブされた。
キブ監督は点の取れない状況を変えるため、後半15分に3枚替えを敢行し、中盤から前線にかけてリフレッシュしたが、Rマドリードはその後もチャンスを作り、エムバペやブラヒム・ディアスがゴールを狙っていった。
2点差で持ち堪えていたインテルは後半32分、ラウタロ・マルティネスが入れたグランダーのクロスをカルロス・アウグストがゴール前で合わせて1点差すると、終盤は両陣地を行き交う激しい展開となった。
しかし、Rマドリードはボールロストの多さにブーイングを受けていたビニシウスを起点としたカウンターがうまく機能せず、インテルも決定力を欠き、それ以上スコアは動かなかった。
Rマドリードはボール支配率や決定機の数でインテルを下回るも、クルトワのファインセーブに救われ、相手のミスに乗じて効率良くゴールを奪い、2-1で欧州CL初戦をものにした。
