
<明治安田J1:水戸4-2鹿島>◇2日◇第5節◇水戸信用金庫スタジアム
水戸ホーリーホックのFW渡辺新太(31)がホームの鹿島アントラーズ戦で4ゴールを決めて、チームを4-2の勝利に導いた。J1で1試合4ゴール以上は24年3月1日の川崎F戦での磐田FWジャーメイン良以来、史上22度目。J1昇格初年度の水戸では初めてとなった。
31歳の渡辺がJ1初の「茨城ダービー」で強烈なインパクトを残した。開幕4連勝中だった25年のJ1王者から4得点。前半8分に自ら獲得したPKを右足で落ち着いて決めると、同21分には右からのクロスを右足ダイレクトで蹴り込んだ。
勢いは止まらず、後半3分にCKの流れから味方の縦パスに反応し、右足で押し込んで自身J1初のハットトリック。同10分には速攻で自ら持ち上がり、ペナルティーエリア手前から右足を振り抜いてゴール左隅へ流し込んだ。
「パスの選択肢もあったけど、3点を取っていたこともあってか、気持ち的にゴールが見えたので思い切って打った」と、1試合4ゴールの固め打ちだ。
J1初の茨城ダービーで勝ち点3を手にし、「僕らは一人でもサボったら負けるチーム。それはみんながわかっている。僕たちの強みだと思うので、そこを存分に出せたかなと思う」と語った。
新潟県出身の渡辺は、大卒1年目だった18年にJ2アルビレックス新潟でチーム最多10得点をマーク。地元出身のエースとして熱狂的なサポーターからも愛されたが、21年に当時J1だった大分トリニータに「個人昇格」を果たした。
23年2月に左ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷で手術を受けるなど、けがに苦しんだ時期はあったものの、25年にJ2水戸に移籍して13得点7アシストを記録。J1初昇格に貢献した。
