
日本代表MF中村敬斗(26=スタッド・ランス)のフランス1部リヨン移籍が決定的となった。現地報道によると、クラブ間で買い取り義務を伴う期限付き移籍が合意に達し、近く発表される見通し。昨夏には希望した移籍がかなわず悔しい思いもした。1日(日本時間2日)の移籍期間内の正式決定には至らなかったが、移籍市場が閉まった後の“裏技”により名門行きが目前に。W杯北中米大会で1得点1アシストと結果を残したアタッカーが新天地へ向かう。
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自身初のW杯で確かな存在感を示したMF中村のステップアップ移籍が、異例の形で迫っている。
1日(日本時間2日)に締め切られた移籍期間内には間に合わなかったものの、フランスリーグの特例「ジョーカー」枠でのリヨン行きが確実視されている。「ジョーカー」は、同国1部と2部での国内移籍において、夏の移籍ウィンドー終了の翌日から冬の移籍ウィンドー開始の前日までに1人を獲得できる独自制度。移籍期間終了後に負傷者が出た場合などを想定して設定されたものだが、今回はその枠を使った移籍となる。
1日付の現地紙「レキップ」によると、リヨンは移籍予定のベルギー代表FWフォファナに代わる選手として、中村を最優先でリストアップ。中村との契約を2年残すランスは当初売却意思はなかったが、200万ユーロ(約3億7000万円)の有償期限付き移籍、ボーナスを除く約1100万ユーロ(約20億4000万円)の買い取り義務を付与する条件で合意に達したという。
中村は既にリヨンへ向かっており、現地でメディカルチェックを受ける予定。フォファナのサンダーランド(イングランド)移籍も1日に成立し、正式発表を待つばかりの状況だ。
ランスが2部降格した1年前に移籍を希望したが、クラブが難色を示して実現せず。約2カ月練習に参加しない時期もあったものの、その後合流して意地のシーズン14得点をマークし、W杯に臨んだ。自身初となるW杯で実力を示した中村は、決勝トーナメント1回戦でブラジルに敗れた翌日に「結果は変えられないんで、次に向かって進むしかない。まずは自分の日頃の環境のレベルを上げるっていうところ、それしかないのかなと正直思っている」と、新たな環境での戦いを求めていた。
ベンフィカ(ポルトガル)やフェイエノールト(オランダ)に加えて、エバートンなどプレミアリーグのクラブも狙っているとうわさされた26歳が、2シーズンぶりに5大リーグの舞台に復帰する。
