
阪神佐藤輝明内野手(27)が、球団初のリーグ連覇に向けて9月戦線を引っ張る。
長期ロードもあった8月は16勝9敗で終了。月末の巨人との「真夏の天王山」では3連勝で宿敵に今季最大の4・5ゲーム差をつけ、点灯させた優勝マジックを21に減らした。虎の主砲は「大きいですよ。みんなでいい戦いができた。また9月も頑張ります」ときょう1日からのヤクルト3連戦(神宮)を見据えた。
佐藤は8月に打率3割3分、8本塁打、18打点で堅首に貢献。月間打率3割超えは5月以来で、8本は自己最多タイだった。一方で30日の巨人戦では右手に今季2個目の死球を受けるなど、相手バッテリーからの厳しい攻めが目立つ。強打者の宿命にも「それはしょうがない。こっちも対策していくだけです」とキッパリ。ひるむことなくセ界制覇へ打ちまくる。
ペナントレースの決着とともに、3冠王の行方にも注目だ。打率と打点はトップで、本塁打は同僚森下に1本差の2位。球団では86年のバース以来40年ぶり2人目、日本人打者では初となる最高の勲章もラストスパートだ。
チームでは3番を打つ森下が「左前腕の打撲」でスタメン出場が不透明な状況にある。それだけに4番のバットにより一層の期待がかかる。近本が左手首骨折で離脱した際には「全員でカバーして、みんなでいい戦いをしていきたい」と語っていた。シーズンの佳境もチーム一丸。陸路東京入りした主砲が、残りS26試合も暴れまくる。【只松憲】
◆阪神佐藤が狙えるタイトル 現在、打率と打点はトップで、本塁打は森下(阪神)と1本差の2位。3冠王が狙える位置にいるが、今季の佐藤は安打と出塁率も1位をキープしている。過去に首位打者、最多安打、最多本塁打、最多打点、最高出塁率(セは67~84年=出塁数)を同一シーズンに記録したのは、2リーグ制後は73年王(巨人)82年落合(ロッテ)85、86年バース(阪神)04年松中(ダイエー)の4人だけ。22年の村上は3冠に加えて出塁率1位をマークしたが、安打数は4位だった。
