
<広島3-2巨人>◇27日◇マツダスタジアム
広島が1点リードを守り抜き、3連勝とした。先発大瀬良は会沢と久しぶりのバッテリーを組み、6回4安打2失点(自責1)で6勝目を手にした。両軍無得点の5回に投手大瀬良の右前打から中村奨が二塁打で続くと、ファビアンの2点打で先制。さらにモンテロの犠飛で加点した。直後に大瀬良が2失点するもリードを守り、7回以降は継投で逃げ切った。3位DeNAとのゲーム差を1に縮めた。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
-試合開始が遅れた中で、大瀬良投手が6回2失点
新井監督 1時間遅れて、入り方が難しいところもあったと思うんですけど、よく試合をつくってくれた。アツ(会沢)も緩急を使いながらいいリードだったと思います。
-攻撃は5回に大瀬良投手から上位につながった
新井監督 初対戦の投手だったので、なかなか難しい部分もあったと思うんですけど、各自がミーティングをしっかり頭に入れて対応してくれたと思います。
-5回の2得点目は中村奨選手の好走塁も
新井監督 そうやね、スピードが(三塁)ベースを回る前から落ちなかったし、最後ヘッドスライディングもうまかったね。捕手の動きを見ながら、かいくぐりながら。よく周りが見えた走塁だったと思います。
-打撃含め1番起用に応える
新井監督 初対戦の投手だったけど、1打席目もチェンジアップがストライクからボールのいいチェンジアップをセンターに打ち返しているし、2打席目はインサイドいっぱい。サードゴロだったけど、振れているなという印象ですね。初対戦で難しいんだけど、探って行かずに自分から攻めていく中で対応できていると思います。
-森下投手を欠く中、床田投手、大瀬良投手で3連勝とした
新井監督 大地もよく投げた。前回は納得がいっていなかったと思うんですけど、それをすぐ今回の登板で修正していいピッチングを見せてくれたと思う。やっぱりアツ(会沢)のリードというのもね。横だけでなく緩急もつけながらね。久しぶり(7月27日巨人戦以来)のスタメンマスクだったけど、ベテランの味を出してくれましたね。
-大瀬良投手にスタイルを思い出させる意図も
新井監督 そうやね、昨年はずっとアツと組んでいたというのもあるし、やっぱりアツの経験というのもね。捕手というのはそういうポジションだし、ベテランの力を借りました。
-島内投手が球団最多のホールド数を更新した
新井監督 やっぱり大きいよね。年々、自信をつけてくれているのかな、と見えますよね。昨年、一昨年まだ自分自身の力を疑っていた部分があると思うんだけど、経験する中で自分が投げている球に自信を持てていると思います。それが球団記録につながったのかなと。やっぱりホールドって緊迫した場面で(マウンドに)行って、それで抑えて戻ってくるわけだから、大変な場所だと思うんですけど、よく頑張って投げてくれていると思います。ただ、ここはあくまで通過点なのでね。チームのために頑張ってもらいたい、腕を振ってもらいたいなと思います。