
<広島2-1中日>◇3日◇マツダスタジアム
広島遠藤淳志投手(26)が850日ぶりの勝ち星をマークした。23年9月14日ヤクルト戦(神宮)以来2年ぶりの先発で、6回2安打4三振1失点。1-0の3回、中日石伊雄太捕手(24)に同点ソロを浴びたが、丁寧な投球を継続。失点した3回を除き、すべて打者3人で仕留める快投で、23年4月6日阪神戦(マツダスタジアム)以来の白星をつかんだ。
打線は初回2死一、二塁から、5番坂倉将吾捕手(27)が先制の適時二塁打。1-1の同点で迎えた6回には、4番末包昇大外野手(29)が1カ月ぶりとなる左翼への勝ち越し8号ソロを放った。1点のリードをブルペン陣が守り切り、遠藤の白星をアシスト。チームは9カードぶりの勝ち越しを決めた。
試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
-遠藤が先発で勝利
よく投げたと思うね。期待して送り出したけど、ほんとナイスピッチングだったと思います。
-中継ぎで好投を重ねた遠藤に先発の出番
まず真っすぐが強くなってきているし、リリースの強さも出てきているので、ブルペンから入って、いいものを見せてくれていたので、どこかで先発させたいと思っていて、それが今日でした。
-真っすぐで押した
真っすぐでファウル、空振りも取れていたし、ストライク先行で攻めていけていたので、本当にいいものを見せてもらったと思います。
-6回で降板
だいたいファームでは70球から80球の間ぐらいだったから。久しぶりの先発で、この暑さで疲労もあると思うので、6回までということで。それでね、スエ(末包)がいいホームランだったと思います。遠藤に勝ちを付けてあげることができたので。
-最後はトラブルもあった中で森浦が締めた
音声のトラブルか何かでしょ? 集中を切らさず、最後もよく抑えてくれたと思います。
-守り勝ちの側面も。小園の好守も光った
良かったね。ピンチのところでよく守ったと思うし、小園も昨年より球際の強さが出てきていると思うので、継続してやってもらいたいです。
-8月最初のカードで勝ち越し
月も変わって、最初に勝ち越せて良かったと思うし、7月苦しんだ分、この8月はいい月にしたいし、みんな思っていると思う。