
<広島2-1中日>◇3日◇マツダスタジアム
4位中日が5位広島に競り負け、カード負け越しで再び0・5ゲーム差に迫られた。借金は8となった。8回、3番手栗林を攻め四球と内野安打で無死一、二塁の絶好機をつくったが、5月11日阪神戦以来のスタメンとなった土田龍空内野手(22)が送りバントを決められず、代打ブライト健太外野手(26)が三ゴロ併殺に倒れた。
試合後の井上一樹監督(54)の一問一答は以下の通り。
-打線が8、9回チャンスをつくったが
「そうだな、ちょっと湿っていたというか、もちろんあっちも活発だったわけでもないし。なんか昨日の流れでいい感じでいけるかなと思いながらも、あれよあれよという感じで進んでしまった」
-今季は1点差負けも20試合と多い
「それはわかる。だから、めちゃめちゃ大差で負けてるっていうあんまりイメージがなくて、そこで結局(野手が)もう1本なのか、(投手が)もう1点抑えられなかったのかっていうところになる。結局」
-広島先発遠藤に6回1失点と抑えられた
「そんなにいっぱい球種があるわけじゃないから。ただ、やっぱりあれだけ詰まるところを見てると、そのカープさんだってやっぱり遠藤くんのいいところがあるからこそ先発多分起用してると思うんで。そこが、例えば、回転数のいいスピンの効いたボールなのか、ただ打席に立ってオレらが確認できないから、出てる人間にしかわからないところが、ひょっとしたらあったのかなっていう。もちろんこれ変則日程じゃないけど、また同じカードで、週末カープ戦だからね、そういったこと考えると、またね、同じ轍(てつ)を踏まないように対策するしかないかなと」
-勝てなかったが先発松葉は7回2失点
「まあ失投はすごいあいつも悔やんではいたけども、もちろんいつもの、前半の時の松葉まではいかなくても、まあまあ今日は落ち着いて投げてくれたかなと思います」
-8回無死一、二塁で、土田のバント失敗、ブライトが併殺打。普段レギュラーとして出てない選手たちが
「普段出てないからどうなんだっていうふうなことは、オレは思ってなくて、いつも言ってるように、『全員で勝つためには全員でやる』って言ってるから、で、1軍のベンチで入った以上は、そういった場面での指令、『バントがある』、『代打がある』っていうのはもうあいつはわかってるし、それを拒否するようだったら仕事がないよって話なわけで。だから、タイプ的にはもちろん(土田)龍空あたりはあのへんをきっちり決めてほしい。で、『ブライト、何ゲッツー打っとんねん!』ってことも言わないし、それはもう結果論。ただ、やっぱり『そこに行くまでの過程の中で、ちゃんとしっかりやってましたか?』っていうところをもう1回問い詰めなさいよっていうところは言わなきゃいけないかもしれない」
-来週勝負の9連戦
「いやいや、それはうちだけが9連戦じゃないからね。そこでちょっとやっぱりこうバタバタっとならないように、幸いと言ったらおかしいけども、ホームがまず6連戦かなっていうところがあるんで、まずちょっともう1回足元見てやっていきます」