
<巨人4-3DeNA>◇3日◇東京ドーム
巨人が辛くもサヨナラ勝ちを収め、連敗を3で止めて2位に浮上した。
3-2とリードした9回にライデル・マルティネス投手(28)が3番手でマウンドに上がったが、1死からDeNA宮崎にこの日2本目となる同点弾を浴びた。前回登板の7月31日中日戦(バンテリン)に続き、2試合連続のセーブ失敗となった。
暗雲が垂れ込める中で迎えた9回裏。2死二塁で代打に入ったのは若林楽人外野手(27)。カウント2-2からDeNA伊勢の147キロ直球をとらえると、ボールは前進守備の中堅を越えてサヨナラ打となった。「最高です!」とお立ち台に上がったこの日のヒーローは「粘るつもりで。外野を越えてくれて良かった」と喜んだ。
阿部慎之助監督(46)は殊勲の若林を「全員が助けられました。またライデルが打たれてしまったんですけど、それをもね、カバーしてくれたんで。良かったです」と、たたえた。