
<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇3日◇大阪・フェスティバルホール
第107回全国高校野球選手権(5日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、3年ぶり21回目出場で春夏連覇を狙う横浜(神奈川)は、3日目の第1試合で敦賀気比と対戦することが決まった。
「夏勝って本物」と夏の大会を位置付け、成長してきた。神奈川大会では、準々決勝、準決勝では終盤の逆転では逆転勝利で底力も見せつけ、決勝では昨夏、県大会決勝で敗れた東海大相模を撃破。村田浩明監督(39)は「苦しい試合を勝ち抜けたのは、彼らが甲子園、センバツを通して成長できた証拠。あと一歩で負けも見えましたが、あそこで負けなかったのは、本物の力がついてきている。それを発揮できたらと思います」と、手応えは十分だ。
2枚看板の最速152キロ右腕、織田翔希投手(2年)に、準決勝から3本塁打を放った投手と野手の二刀流、奥村頼人投手(3年)、主砲で主将の阿部葉太外野手(3年)の3人を柱に、山脇悠陽投手(3年)前田一葵投手(3年)、池田聖摩投手内野手(2年)に、新戦力の小林鉄三郎投手(1年)を加え、豊富な投手陣に、切れ目のない打線、と戦力は豊富だ。
夏の主役を狙う準備はできている。阿部葉は「追われる立場はセンバツ大会でも経験した。どのチームも自分たちを倒そうとやってくると思いますが、それを上回る練習を積んできている。準備できています」と、意気込んだ。