
<慈善試合:KOBE DREAMS-WORLD DREAMS>◇2日◇ノエスタ
ヴィッセル神戸は2日、クラブ30周年記念チャリティーマッチ「レジェンドマッチ」を行う。
試合を前にノエスタでトークショーが行われ、初代監督で06年にも指揮を執ったスチュアート・バクスター氏、神戸出身でエースとして活躍した元日本代表FW永島昭浩氏、初代コールリーダーを務めたという安田大サーカスの安田裕己団長、元日本代表FW大久保嘉人氏、現役のFW佐々木大樹が登壇した。
このトークショーで進行役を務めた、永島氏の娘でフリーアナウンサーの優美が、思わぬエピソードを披露した。
優美は神戸でプレーしていた頃の父昭浩氏について「常に『神戸のために』と考えているんだなと子どもながらに感じていた」と紹介。引退試合の際に手作りのボードを持ったサポーターに「神戸のためにありがとう!」と言われ、昭浩氏が涙した話を「小学生ながらに胸が熱くなった。感謝した」と振り返った。
その後、バクスター氏が登場すると、名将との忘れられない思い出を紹介。幼稚園児のころにファン感謝イベントで会った際に「父と似ていて、すぐに私が娘だとわかって、熱いハグとほっぺに長いチューをされました」とし「間違いなく私のファーストキス」と笑った。
このエピソードを明かされたバクスター氏は「どうしたらいい?(笑い)」と動揺。その姿を見た優美は「マイプレシャスメモリー。うれしかったです」と良い思い出として残っていることを伝えた。
バクスター氏に続いて登壇した父は「うちの娘にチューしたのは知りませんでした」と驚きが隠せない様子だったが、言葉に詰まって、お決まりの「調子ええな」と発すると、すかさず娘が「通常通りですね」とフォローするなど親子らしい抜群の連係。優美から「毎朝5時に起きて1時間歩いているみたいなので、みなさん今日は期待してください。走れます!」と勝手に活躍を約束されると、父は「バクスターのチューの件に続いて今の話で、汗びっしゃびしゃになってます」と笑わせた。【永田淳】