
<巨人2-7DeNA>◇1日◇東京ドーム
支配下に返り咲いた巨人菊地大稀投手(26)が、668日ぶりに1軍登板を果たし、3回を1失点で上々のリスタートを切った。
4点ビハインドの7回から3番手で登板。最速148キロ直球とフォーク、カーブ、スライダーを武器に、蝦名、林、ジャクソンを3者連続三振に仕留めた。8回先頭の桑原には、全く反応させずに直球で見逃し三振。「僕はゾーンで勝負していくスタイル。今日はできたんじゃないかなと思います」と4者連続三振含む6奪三振に手応えをつかんだ。
7、8回は堂々の完全投球。最終回は味方失策も相まって1点を失ったが、最後の打者ビシエドをオール直球3球三振に仕留めてゲームセットとした。右腕は「内容的には自分のボールを投げられたのですが、やっぱり(味方失策を)なんとかカバーしたかった」と9回の1失点(自責0)を悔やんだ。それでも「次そういうことがあっても0で帰ってこられるようにしたい」とたのもしく語り、ブルペンに厚みを増す存在として再び頭角を示すと誓った。