
<広島-中日>◇1日◇マツダスタジアム
広島先発高太一投手(24)が6回1失点で降板した。この日が今季初登板でプロ初先発だった。
0-0の4回2死二塁から、中日石伊雄太捕手(24)に左翼線への適時二塁打を許した。しかし、失点はこの1点だけ。93球を投げて5安打5三振。元メジャーの中日先発カイル・マラー投手(27)と緊迫した投手戦を演じた。プロ初先発ながら粘り強い投球で、きっちり試合を作った。
高に代打が出た6回裏、2死一、二塁から、小園海斗内野手(25)が左翼越えに2点適時二塁打を放ち、逆転した。高はベンチ最前列でチームの逆転劇を見届け、拍手を送った。
高は23年ドラフト2位で入団したプロ2年目左腕。1軍戦登板は昨年10月5日ヤクルト戦(マツダスタジアム)以来、この日が2試合目。今季ここまで2軍で14試合に登板し、2勝4敗、防御率4・17の成績を残していた。