
<阪神-広島>◇31日◇甲子園
広島が苦しんできた「満塁の呪縛」がやっと解けた。初回無死満塁、末包昇大外野手(29)が先制の中前2点適時打を放った。6月6日西武戦(マツダスタジアム)以来となる「4番」で出場した末包が価値ある一打を放った。
29日の同カードでは2度、満塁のチャンスを作りながら無得点に終わった。30日も2回に満塁としながら無得点。あと1本がでないもどかしい状況が続いていたが、この日は初回の満塁機で得点を奪った。
さらに1死一、二塁とした後、6番に入ったエレフリス・モンテロ内野手(26)も中前適時打を放ち、初回に3点を奪った。
「今日もカープは勝ち、勝ち、勝ち、勝ち~」。カープの応援といえば、得点した際に流す「宮島さん」が有名。前日まで2戦連続0封負けのため響かなかった。しかし、この日は初回から左翼スタンドのカープファンが熱唱した。