
<レッズ5-2ドジャース>◇30日(日本時間31日)◇グレートアメリカンボールパーク
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、緊急降板した大谷翔平投手(31)について明るい見通しを口にした。
今季7試合目の登板となった大谷は、2回までに4安打1失点。3回は3者凡退で片付けたが、4回に突如乱れて緊急降板した。臀部(でんぶ)のけいれんによるもので、試合後には「昨日、今日と脱水気味。ちょっと体調が良くないので、しっかりとまずは明日の休みを挟んで体調に戻す」と話した。
試合も同点の8回にミスが絡んで敗戦。大谷のアクシデントに加えてダメージが残る敗戦にも見えたが、ロバーツ監督は悲観的にならなかった。ロバーツ監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-ショウヘイは初回から臀部(でんぶ)がけいれんしていたようです。今日のスイングや結果などに影響したか
「それはわかりませんね。ただ、今日はけいれんや臀部(でんぶ)の張りが投球に影響を与えていて、彼もベンチで臀部(でんぶ)をたたいてほぐそうとしていました。それがいつからのものなのかは分かりません。彼は『湿度が高くて体が反応してしまった』と話しました。どれほど打撃に影響したかはわからないです」
-彼は次回登板には前向きです。明日は休養日で、様子を見ますか
「そうですね。ショウヘイの登板予定は水曜日ですから、1週間空けられます。(乾燥した)ホームに湿度は関係ないからね」
-初回の時点で彼が何か異常を感じていることは気づいたか
「いえ、知りませんでした。今日はいつもより集中しているように感じましたし、臀部(でんぶ)に張りがあるとかは知りませんでした」
-4回には打者の途中でベンチを出ましたが
「投球後のフォロースルーがおかしくて、それで気がつきました。その次のフィニッシュもおかしかったので、マウンドに行きました」
-どれほど心配したか
「最初は心配しました。何が起きているのか分かりませんでしたし、彼は最初は臀部(でんぶ)と言っていて、けいれんと聞いた時には安心しました。湿度が要因で、安心しました」
-打者としてのプレー続行は志願されたのか、状態を本人に聞いたのか
「本人に聞きました。ダメなら交代させるつもりでしたが、彼が『問題ない』と言っていたので」
-続投は難しかったでしょうか
「そうですね。これはやめた方がいいと見て思いましたし、これ以上投げてもメリットがないと思いました」
-ショウヘイはここ2試合の打席を「あんまり覚えていない」と言っていました。心配でしょうか
「特に心配はしていませんよ」
-フリーランドはデビュー戦でしたが、戦力になりそうですか
「まだ1試合ですが、良い打席を見せてくれました。金曜日もサードで起用します」
-8回はシーハンが2四球を与えてから失点しました
「確かに四球は出しましたが、今夜の彼は良かったですよ。あの時点で球数は60球ほどでしたし、ボールも良かった。スティアまで投げさせようと思っていて、彼は素晴らしい打席を送りました。追い込んでから粘られましたし、彼を褒めるべきでしょう。エメ(シーハン)はとても良いピッチングをしてくれました」
-スティアに打たれる直前、パヘスがファウルフライを落球してしまいました
「アンディはずっとチームのために良い仕事をしてきてくれました。本人も捕りたかったでしょうが、スティアにもう1度チャンスを与えてしまいました。ですが、それもまた野球です。アンディは本当に頑張っています」
-スティアの打球はアウトマンが捕れると思いましたか
「いや、あれはホームランだと思いました。彼(アウトマン)は素晴らしいプレーを見せてくれました。スティアも称賛しますし、ジェームズも称賛しますよ」