
<パドレス5-0メッツ>◇30日(日本時間31日)◇ペトコパーク
日米通算では最多となる204勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有投手(38)の偉業を、日本ハム時代の盟友、宮西尚生投手(40)が祝福した。1学年違いで08年から11年までは日本ハムでともにプレーした間柄。今でも交流があり、昨年11月にはエスコンフィールドで一緒に自主トレも行った。
「もう素晴らしすぎて何も言うことない。やっぱり自分が言う立場じゃないわ。もうなんていうかな、すると思ってたから別に逆に言えばなんとも思わないっていうか。さすがやな、当たり前やなっていう」
自身は今季5月15日のオリックス戦で、岩瀬仁紀(中日)の記録を抜く880試合連続リリーフ登板の日本記録を樹立。6月2日には40歳の誕生日を迎え、ダルビッシュは8月16日に39歳になる。宮西は「この年までできることは幸せやと思うし、そん中でね、投げてる分、やっぱそういう記録っていうのは出てくるやろうしね。だけど、やっぱりそれでもすごいよね。トップレベルの中でずっとやり続けてて。でも、すごいけど、彼ならやるとは思ってたから」と、話した。
年齢も近く、体のケアなどで情報交換もするという。「ラインとかもようするけど。体について同じ悩みであったり。そういうところで『お互い頑張ろう』みたいな感じで連絡は定期的には取り合ってるけどね。今はいっぱい(多方面から連絡が)来てると思うから、ちょっと落ち着いてから連絡したいね」。海外で活躍する仲間の奮闘は、前人未到の400ホールドを達成した鉄腕が、さらに成長するための、糧になる。【永野高輔】