
<イースタン・リーグ:ヤクルト2-1巨人>◇30日◇戸田球場
巨人桑田真澄2軍監督(57)が2軍調整中の田中将大投手(36)の投球内容に言及した。
田中将は30日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)に先発。毎回走者を背負いながらも、最速147キロの直球と多彩な変化球を駆使し、5回75球で5安打4奪三振1失点にまとめた。
桑田2軍監督は、この日の田中将の投球に「よく粘って投げましたよね。低めのボールがだいぶ決まるようになった」と評価した。5回で降板させたことについては「デーゲームだったのでコンディションが落ちないように、『80球を目標にやっていこう』ということだったので、しっかり80球近く投げたのでね。5回でいいと僕は判断しました」と説明した。
一方で、田中将の課題についても私見を述べた。「時々伸びる感じのようなスプリットがあるから、(課題は)スプリットだけじゃないかな。あれが思うように落ちたらもっと簡単に(空振りを)とれると思う。そこだけじゃないですかね」。続けて「いい状態をキープしながら(1軍から声がかかるのを)待つということですね。その間にスプリットをなんとか改善するという、課題はそこ1点になってきましたよね」と話した。