
全国高校野球選手権の各地方大会は29日、西東京、徳島、愛媛で決勝が行われ、全49代表が決まった。
西東京は日大三が8-4で東海大菅生を破り、2年ぶり20度目の出場。
徳島大会は鳴門が4-0で鳴門渦潮を破り3年ぶり15度目、愛媛大会は済美が延長10回4-3のサヨナラで松山商を破り、7年ぶり7度目の出場を決めた。
◆大会注目選手
夏の甲子園に将来のスター候補たちが集結する。全49代表校が決定し、大会屈指の投手として注目されるのは、今春センバツ4強の健大高崎・石垣元気投手(3年)。今秋ドラフト1位候補にも名を連ね、最速158キロの右のエース。「チームでは日本一。個人では160キロを出す」と掲げて最後の夏に挑む。
春夏連覇を見据える横浜からは織田翔希投手(2年)、奥村頼人投手(3年)の左右2枚看板が健在で、圧倒的なリーダーシップと勝負強さが光る阿部葉太外野手(3年)の存在も忘れてはならない。センバツ準Vの智弁和歌山は最速152キロ右腕の宮口龍斗投手、渡辺颯人投手(ともに3年年)の強力2枚看板など投打が充実している。2年連続出場の金足農ではオリックス吉田の弟、大輝投手(3年)が兄が果たせなかった頂点に挑む。また今大会は5校が初出場で、大会屈指の左腕にも挙がる未来富山の江藤蓮投手(3年)ら新顔にも期待が集まる。