
日本高野連が来春センバツから指名打者(DH)制を導入する見通しとなったことが29日、分かった。近日中に開催される理事会で議題に挙がる予定で、承認されれば正式採用が決まる。
日本高野連では昨年12月に設置された「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」でリプレー検証や7回制とともにDH制導入も議論してきた。
DH制導入を希望する声は以前から現場で挙がっており、昨夏の甲子園では明徳義塾の馬淵史郎監督(69)が「僕は7イニング制よりDH制の方が先やと思います。(先発投手がDHを兼任できるルール)『大谷ルール』ができたんだから」と話していた。
大学では東京6大学と関西学生が来春からのDH制導入を発表しており、全日本大学野球連盟に加盟する全27連盟で導入が決まっている。