
巨人坂本勇人内野手(36)が27日放送のフジテレビ系列のスポーツ番組「すぽると!」の独占密着インタビューに登場。圧倒的な実績を誇るレジェンドが、打撃不振に苦しんでいた胸中を告白した。
昨季は自己ワースト打率を記録し、再調整での2軍降格を17年ぶりに経験。復活へ懸けた今季は「今まで無意識にできていたことが体の変化でできなくなっている」と新たに向き合うことが増えた状態でキャンプイン。
それでも「動きが合えば、絶対に良くなるというのはあるんですけど、それを見つけるのが難しい。見つからなかったら終了です」と開幕前から危機感を示していた。
今季は開幕スタメンに名を連ねたが、打撃不振のため開幕から11試合を終えた4月15日に2軍落ち。自身も「あれ? 普通やったら今の前に飛んでるはずやのにな」とプレー中に感じた違和感と向き合う度、打席での打ち方が不安定になった。「本当は体をこうやって使いたいのに、これじゃ間に合ってないと打席で感じて、全然違う打ち方で打っちゃってるみたいな」と心境を振り返った。
かつてない長期スランプに陥り、もがき苦しんでいた中、5月には主砲の岡本和真内野手(29)がケガで離脱。これを受けて2軍調整を続けていたベテランは、5月7日の阪神戦で緊急昇格となった。
昇格して即、今季初長打と適時打が飛び出したが、次の試合から9打席連続無安打に倒れてわずか4試合で再び2軍降格。主砲の離脱した穴を埋めたかったが、結果は振るわなかった。「今まで中心でやってきて結果もついてきたのが、ついてこなくなったりして、もどかしいというか。そこは難しいですね」と2度の再調整を味わったときの心情を吐露した。