
<高校野球東東京大会:岩倉6-1修徳>◇26日◇準決勝◇神宮
岩倉が28年ぶりの決勝進出を決めた。同点に追いつかれた直後の6回1死二塁から、エース上原慶大(3年)がカウント3ボールから強振し、中前へ勝ち越し適時打を放った。「前の回に同点に追いつかれてしまったので、絶対に取り返したかった」と流れを取り戻した。
豊田浩之監督(49)は「上原の打撃を信じて、『打て』のサインを出した」とたたえた。2年前、準決勝で共栄学園にサヨナラ負けした悔しさを糧に、最後まで攻撃の手を緩めなかった。
決勝は新チーム結成後初対戦となる関東第一が相手となる。豊田監督は「3、4番は特に力があるので気を付けたい」。上原も「4人(投手)でエースなので、1つ1つアウトを重ねたい」と意気込んだ。28年ぶり甲子園まであと1勝だ。