
<マイナビオールスターゲーム2025:全パ5-1全セ>◇第1戦◇23日◇京セラドーム大阪
惜しくも伝説再現はならなかった。全パのソフトバンク周東佑京内野手(29)が先制&決勝適時打を含む2安打1打点2盗塁の活躍。4回は昨季までのチームメート、甲斐の強肩をかいくぐって二盗、三盗を決めた。「楽しかったです。久々に(甲斐)拓さんに会ったのでよかったなと思います」。
宣言していた甲斐の前での本塁打はならなかったが、足で盟友に“勝利”。三盗を試みた理由は「新庄さんに『来い』って言われたんで」と三塁ベースコーチャーから手招きがあったという。三塁到達後はホームスチールの提案を受け「『キャッチャーの動きを見といて』って言われたんですけど、1球で新庄さんに無理だって言われた。盛り上がると思っていくつもりではいました」。舞台裏では新庄監督が04年の球宴で決めた伝説の本盗に挑戦しようとしていた。
今年は打席でも出塁後も守備中もマイクをつけ、周東のプレー中の声がテレビに流れるという初の試みが行われた。「楽しかったですよ。しゃべりながらできる」。敢闘選手賞とマイナビドリーム賞とのダブル受賞で賞金200万円も獲得。周東が打って走ってしゃべって盛り上げた。【只松憲】