
<大物支局>
25日にもお帰りドリスがデビューする。6年ぶりに阪神に復帰したラファエル・ドリス投手(37=四国IL高知)が23日、SGLでの2軍練習に初合流した。背番号85のリュックでグラウンド入り。前回の在籍4年間で球団外国人最多の96セーブを誇った助っ人右腕は、円陣のあいさつで拍手に包まれた。キャッチボールの後、早速ブルペン入りして捕手を座らせて投球練習。酷暑の中、ポール間走などで汗を流した。ノックでは若手投手陣から「おじさん」と声をかけられ、チーム最年長がはにかんだ。
投球練習を見守った久保田2軍投手コーチは「しっかり投げられている。しっかり(練習を)やってきてるのかなと思いました」と上々の調整に笑顔。平田2軍監督はスリム化を歓迎した。「(5月の)独立リーグの時(交流戦)から比べると全然、シェイプアップしてたよ」。実際の体重は4年前に在籍した109キロから3キロ減で、軽快なプレーを披露。金村1軍投手コーチも「それぐらい(古巣復帰へ)強い思いもあると思う」と期待を寄せた。
阪神2軍は25日からウエスタン・リーグ広島3連戦(由宇)を戦う。平田2軍監督は「ブルペンで投げたってことは体調もいいってこと。あとはゲームでしっかり慣らしてというところ」と説明。最短25日に復帰戦を迎える。【伊東大介】