
<高校野球北北海道大会:旭川志峯4-3白樺学園>◇22日◇決勝◇エスコンフィールド
旭川志峯が昨夏覇者の白樺学園を撃破し、3年ぶり11度目の夏甲子園出場を決めた。23年に旭川大高から現校名に変更されてからは初。
1-2の3回1死一、二塁で、5番・石田健心内野手(3年)が右越え2点適時三塁打を放って逆転。4回1死二塁には、1番・熊野瑠威外野手(3年)の適時三塁打で4点目を追加した。
22年8月に就任したOBの山本博幸監督(45)にとっては、指揮官として初の聖地。試合前には「ここまで来たら、気合と根性しかない。どこまでついて行けるか。点数を取られないように守っていかないとダメ。離されたら厳しい」と話していた。
昨夏は準決勝で2-12の7回コールドで敗れた相手だった。先発のエース河合悠希投手(3年)は「自分は去年、ボールボーイを務めていた。やり返したい。燃えている」と雪辱を誓っていた。
同校は北北海道大会決勝に12度進出して11度目の優勝。決勝での勝率の高さを今回も示した。
◆旭川大高 1898年(明31)に旭川裁縫専門学校として創立した私立校。旭川女高から64年に旭川日大に改称し、男子部開設。68年から北日本学院、70年から旭川大高、23年から現校名に変更。生徒数は410人。野球部は64年に創部。部員数は51人。甲子園は夏10度出場。主な卒業生はヤクルト沼田翔平、広島持丸泰輝、08年北京五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリスト高平慎士氏ら。旭川市永山7条16丁目3の16。菅野秀樹校長。