
大谷がみんなの注意を引き付けるからこそ、他の選手が自由でいられる。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)は21日(日本時間22日)、大谷翔平投手(31)が、プレー面以外で果たしている役割を力説した。
大谷の注目度は、ベッツ、フリーマン、カーショーといったMVP経験者がひしめくドジャースにおいても、桁違いだ。ロバーツ監督は「フィールドにいない時も、彼は他の人の注意を引き付ける。だからこそ、他の選手は自分の仕事に徹することができる」。報道陣もファンも、常に大谷の動向が気になる。だからこそ、他の選手は練習や試合の準備に集中できる。
試合での働きも、大谷は本塁打だけではない。ロバーツ監督は「彼はフィールドでは勝ちたい。毎日プレーして、投球も、四球を取ることも。彼は言葉で引っ張るリーダーではないが、プレーで確かなメッセージを送っている。毎日だ」。常に全力で打席を送り、リーグ最高の打者でありながら、四球でつなぐことも厭わない。献身的な姿勢を評価した。