
<親善試合:長崎-Rソシエダード>◇21日◇ピースタ
スペイン1部のレアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(24)が、J2V・ファーレン長崎との親善試合に27分間出場し、随所に光るプレーを披露した。
試合前日の20日に合流した影響もあり、ベンチスタートだったが、後半開始から投入された。定位置の右サイドに入り、同5分に右サイドでボールを持ってチャンスの起点に。同10分過ぎにもスピードを上げて相手陣に進入した。
最も会場をわかせたのは20分。右サイドでボールを持つと一気に加速して相手DFを抜き去る。追いつかれた後も緩急をつけたドリブルと巧みな技術でボールを失わなかった。世界クラスのドリブル突破に会場はどよめきが起こった。
0-0の同27分にスコアボードに14番が点灯し、交代が命じられた。ピッチを去る際には会場から大きな拍手が送られた。限られた時間でもファンサポーターを魅了する役者ぶりを発揮した。