
<親善試合:長崎-Rソシエダード>◇21日◇ピースタ
J2で8位のV・ファーレン長崎が、日本代表MF久保建英(24)の所属するスペイン1部のレアル・ソシエダードとの親善試合に1-0で勝利した。途中出場のMF笠柳翼(22)が決勝点を奪った。
前半からボール保持に優れるRソシエダードが主導権を握る展開で試合が進む。ただ決め手を欠き、両チーム無得点で前半を折り返す。
後半から久保が右サイドで出場するなど、両チームメンバーを入れ替えながら得点を目指す。すると0-0の後半34分、笠柳が大仕事を果たす。左サイドからカットインし、中央へスルスルとドリブルで進入すると、右足を振ってゴールネットを揺らした。一昨季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)、昨季は欧州リーグ(EL)に出場したスペインの強豪相手に見事な先制点となった。
長崎はシーズン中、Rソシエダードはシーズンオフということもあり、後半は長崎が優勢となり、攻め込む場面が増える。そのまま試合終了し、勝利を飾った。
久保は後半開始から出場するとドリブル突破など随所に好プレーを披露し同27分にベンチに下がった。前日20日にチームに合流したばかりで、コンディションを考慮したとみられる。