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【高校野球】最速152キロの二刀流、山梨学院・菰田陽生が投打で3年ぶり決勝導く/山梨


甲府工を破り3年ぶりの決勝に進んだ山梨学院(撮影・平山連)

<高校野球山梨大会:山梨学院7-0甲府工>◇21日◇準決勝◇山日YBS球場

山梨学院の最速152キロの二刀流右腕菰田陽生内野手(2年)が打っては3安打、投げては今大会初登板で1回無失点と、投打でチームを3年ぶりの決勝に導いた。

   ◇   ◇   ◇

滝のように流れる大粒の汗を拭う菰田の表情は、充実感に満ちていた。5月に行われた春の関東大会以来となる投打二刀流での出場は、打って、守って、走って、投げてと大忙し。それでも「少しでも長くグラウンドに立ちたいから」といとわない。

初回、一塁守備へ。身長194センチの長い手足を生かして軽快なプレーを見せれば、高校通算25本塁打の打力を生かし3安打。2回1死二、三塁では三走として、左犠飛にヘッドスライディングで生還した。

9回、土にまみれたユニホーム姿のまま、今大会初めてマウンドへ。今春のセンバツでは2年生として甲子園最速となる152キロをマークしたが、久々の登板では7、8割程度の力感に抑えた。この日の最速は141キロで、どっしりとした下半身から安定感のある投球で2奪三振。打者3人を14球でパーフェクトに抑え「球速的にはまだまだですが、球の質的にはよかった。今の自分のベストは出せた」と手応えは十分だ。

この夏を乗り越えるために、着々と取り組んできた肉体強化が成果を結んでいる。体重は春先から2キロ増やして大台の100キロに乗せ「冬場に毎日どんぶり飯大盛り1杯をしっかり食べることを続けていったおかげ」と自信を深めた。

春夏連続の甲子園出場まであと1勝。「先輩たちと1日でも長く野球をしたい」。思いをかなえるべく、2年生の大器は与えられた役割を全うする。【平山連】

◆菰田陽生(こもだ・はるき) 2008年(平20)12月21日生まれ、千葉県御宿町出身。九十九里リトルで全国優勝を果たし、千葉西シニアではジャイアンツカップ出場。山梨学院では1年春の関東大会でベンチ入り。趣味・特技はスノーボード、好きな選手は大谷翔平。好きな言葉は「陰極陽生」。50メートル走6・4秒、遠投100メートル、194センチ、100キロ。右投げ右打ち。

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