
<高校野球山梨大会:山梨学院7-0甲府工>◇21日◇準決勝◇山日YBS球場
山梨学院(山梨)が甲府工を7ー0で退け、3年ぶりに決勝に進んだ。最速152キロの二刀流右腕、菰田陽生内野手(2年)は「7番一塁」でスタメン出場し、打っては3安打と快音を響かせた。ランナーとしてホームに生還した際には豪快なヘッドスライディングを見せるなど躍動した。
投げては7点リードの9回からは今大会初登板を果たし、打者3人を遊ゴロ、空振り三振、見逃し三振と3者凡退。スライダーを交えながら、自慢の直球は球場表示で最速141キロをマーク。「球速はそんなに出てなかったんですけど、球の質は良かった」と振り返り、春の関東大会決勝以来となる公式戦マウンドに「楽しかったです」と笑みを見せた。春夏連続出場が懸かる決勝へ「次も投げることがあれば自分にできることは最少失点に抑えて勝つこと」と次戦を見据えた。