
<高校野球茨城大会:明秀日立8-1水戸葵陵>◇21日◇4回戦◇ひたちなか市民球場
明秀学園日立が準々決勝へ駒を進めた。
普段は遊撃を守る中岡誠志郎(3年)が先発し、6回無失点と好投した。
牛久との2回戦で先発した際には、投球フォームがバラついて5回2失点。テンポを保つため「1分間に7球を投げるイメージ」で調整し、修正して見せた。
今年の春季大会の直前に第一肋骨(ろっこつ)を疲労骨折し、しばらく野球ができなかった。その間、片足でのスクワットに励み下半身を強化。復帰後は「足場をちゃんと作って投げられている」と好感触を得ており、この日は自己最速を1キロ更新する142キロを記録した。
次戦は23日、岩瀬日大と対戦する。「とにかくチームを良い雰囲気に持って行けるようなリズムと投球で、全員に勢いをつける」と意気込んだ。