
<巨人6-5阪神>◇21日◇東京ドーム
阪神藤川球児監督(45)が、前半戦の総括インタビューに応じた。
この日はサヨナラ負けを喫したものの、ここまで90試合を戦い53勝35敗2分け。2位DeNAに9・5ゲーム差と大差をつけての首位を独走中。「まあ順調かなというところで。日々のゲームを戦いながら、チームが少しずつ全体として作り上げられてきている手応えは感じていますね。選手たちが立派にやってくれているんじゃないかなと思います」とここまでの戦いぶりを振り返った。
佐藤輝が本塁打、近本が安打と盗塁でリーグトップ。佐藤輝と森下は打点でトップ争い中で、投手陣も抜群の安定感を誇る。交流戦期間は強みのリリーフが打たれて7連敗を喫した時期もあったが、その後2リーグ制後の球団タイ記録となる11連勝も飾った。「(リリーフは)前半戦非常に良かったといいますか、結構な数負けてますからね。まだまだ組織として強みに変えていかないといけないところですけど。最後の1つの我慢ができない、というのが交流戦の時の結果でしたから。後半戦は、それがさらにビルドアップした状態でね、戦えるように」。安定感抜群のブルペンでも、まだまだ整備の途中だ。
後半戦への意気込みを聞かれると、地に足着けた言葉を並べた。
「1歩1歩ですね、負けるたびに強くなるチャンスですし、勝つたびに冷静にならなければいけないと思ってチームを進めていますから。丁寧に、本当に人生と同じかもしれないですね。丁寧にやりながらグラウンドでは楽しんでいただけるように、また精いっぱい努めたいと思います」。
後半戦も勢いを止めず、独走優勝へと突き進む。