
<ヤクルト3-2巨人>◇17日◇神宮
2位の巨人が、最下位のヤクルトに競り負け、首位阪神との差が9ゲームに開いた。
同点の8回2死三塁、3番手の大勢投手(26)が代打で起用されたヤクルト宮本に決勝の適時内野安打を許した。
1点を追いかける9回は2死満塁の好機をつくったが、4番の坂本勇人内野手(36)が空振り三振に倒れ、スタンドから落胆の声が漏れた。
雨天中止だった阪神は、2位巨人とのゲーム差が再び9ゲームに広がった。3位DeNA、広島は引き分けで首位とのゲーム差は変わらなかった。
2位の巨人は、首位を快走する阪神を追いかけるべく、取りこぼしは防ぎたかったが、最下位のヤクルトに手痛い黒星を喫した。
巨人とともに阪神を追いかける3位のDeNAと4位の広島のカードは1勝1敗1分けで終わり、中日に2連敗した阪神との差をともに1ゲーム縮めただけだった。
巨人は13日のDeNA戦から連敗で借金は1。首位の阪神が貯金を独占し、阪神以外の5チームは借金を抱える。
交流戦終了時点では、首位阪神は2位DeNA、広島と3・5ゲーム差だったが、現在は2位巨人との差が9ゲーム差、3位DeNAとは9・5差、4位広島とは10・5ゲーム差をつける。