
<DeNA-広島>◇17日◇マツダスタジアム
歴史的な雨天中断の長さとなった。2度の中断を挟んで計2時間を超え、セ・リーグでの降雨での中断時間としては歴代最長となった。
2リーグ分立後の最長は2時間29分で、64年6月30日広島-阪神戦での判定を巡るトラブルが原因だった。
試合は度重なる雨にペースを乱された。試合前から断続的な雨が降り続いた広島。2回1死、DeNA宮崎が左前打を放った直後に雨が強まって一時中断。シートを敷いて選手たちはベンチ裏に下がり、そこから78分間後に試合再開となった。
一時雨はやみ、2回2死には広島モンテロが特大ソロを放って先制。DeNAも4回1死一、三塁から宮崎が投ゴロの間に1点を挙げて同点に追い付いた。
5回を終えて試合成立の条件はクリア。しかし直後の6回1死、再び雨脚が強まって2度目の雨天中断に入った。午後6時試合開始の試合は、2度目の中断が始まった時点で午後9時3分。再びグラウンド上にシートが敷かれて中断に入ったが、午後10時前にシートが取り除かれて、試合再開の準備に入った。
帰路につくファンも多い中、雨の中でもスタンドで待ち続けるファンからは「早く決めろー!」と叫び声が飛んだ。