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【高校野球】羽黒小さな4番・五十嵐奏汰「ヒットでつなぐ気持ち」フォーム研究で2戦連発/山形


寒河江対羽黒 勝利し校歌を歌う羽黒ナイン(撮影・高橋香奈)

<高校野球山形大会:羽黒5-2寒河江>◇17日◇3回戦◇ヤマリョースタジアム山形

山形では7年ぶりの夏の甲子園出場を目指す羽黒が5-2で寒河江を下し、8強入りを決めた。4番五十嵐奏汰外野手(3年)が、2戦連発の本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に導いた。

   ◇   ◇   ◇

初回に先制打を放ち、勢いづいた五十嵐奏が3回、2死で迎えた2打席目。「狙いとしてはヒットでつないでいく気持ちで」とカウント1-1から佐藤晴のインコースの直球を捉え、右翼席へと運んだ。2試合連続アーチにも驚きの表情でダイヤモンドを1周。「あんまり意識してなかったんですけど、1点が大事な場面で打てて良かったです」と笑みを浮かべた。

166センチと小柄ながら高校通算本塁打は「たぶん21本ですかね」と4番は胸を張る。中学時代から「身長が小さい分、体の使い方がうまくないと打球を飛ばせない」と、腕だけではなく下半身と腰の回し方にこだわり、反動を使うスイングに磨きをかけた。高校に入学してからは、1年時はウエートトレーニングで体を作り、2年時は振り込むことに注力し、長打力を鍛え抜いた。

中学硬式野球の庄内ボーイズでコーチをする父・隆太郎さんの指導にも耳を傾けながらも「父のアドバイスは頭には置いておいて、最終的にはどういう打ち方が合うか自分で考えています」。自身で熱心にフォームの研究を重ね、約1週間前にもバットを寝かせるフォームに改良。今大会は2本塁打含む8打数5安打5打点と、打線の軸として役割を全うしている。高清水球道監督(30)も「長打力が売り。なかなかヒットだけでは点が入らない中でああいう1本を打ってくれるのは心強い」とたたえた。

次戦は投手力に定評がある日大山形と対戦。「しっかり対応して、チャンスでしっかり1本打って、チームを勝たせられるバッティングをしていきたいと思います」。7年ぶりの山形の頂点を4番の一振りで引き寄せる。【高橋香奈】

◆五十嵐奏汰(いがらし・かなた)2007年(平成19年)9月20日生まれ。鶴岡第三中でプレーし、羽黒では1年秋からベンチ入り。166センチ、64キロ。右投げ左打ち。

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