
J2徳島ヴォルティスは17日、ジュニアユース(U-14)チームのカンボジア遠征(7月23~27日)において「現地の飲料市場調査を実施し、カンボジアの中高生に対するマーケティング施策を考案する」と発表している。
従来の海外交流戦にとどまらない教育的な取り組みは、地域社会の公共財というスタンスを強めるJクラブにあって注目を浴びそうだ。
「POCARI SWEAT×TOKUSHIMA VORTIS Football Dream Project」の一環。カンボジアのプロクラブ、アンコールタイガーFCの協力を受けて同国シェムリアップ州に遠征し、現地のジュニアユース世代のチームとの国際親善試合を行う。その中で「ミッション教育プログラム」として、現地の飲料市場調査を実施し、カンボジアの中高生に対するマーケティング施策を考案。スポンサー企業である大塚製薬のカンボジアでの活動内容や水分・電解質補給の理解を深めるのが狙いだ。
5日間の日程には、現地の中高生チームと3試合が組まれているほか、2日間に渡って「ミッション教育プログラム(飲料のマーケティング施策提案)」があり、「水分・電解質補給講座」も予定されている。
その目的は、以下の3項目としている。
・カンボジアにおける主にジュニアユース世代のサッカーの発展に寄与
・カンボジア国内のジュニアユース世代とのサッカーを通じた交流機会の創出およびサッカー技術の向上
・スポンサー企業である大塚製薬様の海外での活動内容や、水分・電解質補給の理解を深める
その上で「徳島ヴォルティスは、在籍するアカデミー選手の成長、スポンサー企業様との共同事業、海外事業を通して、徳島県に根差したクラブを目指します」と宣言している。