【高校野球】大会直前に監督交代の作新学院が４年ぶり甲子園へ好発進 小山に７回コールド／栃木

作新学院－小山　7回コールドで初戦突破した作新学院ナイン（撮影・平山連）

＜高校野球栃木大会：作新学院8－1小山＞◇16日◇2回戦◇エイジェックスタジアム

大会直前に監督が交代した作新学院（栃木）が、4年ぶりの甲子園出場へ好スタートを切った。

先発の斎藤奨真投手（3年）が初回に先制点を与えたが、打線が1回裏に4安打3得点とすぐさま逆転。3回、4回、5回と3イニング連続得点で小山を突き放し、佐藤充彦監督（41）の下で7回コールド勝ちを収めた。

試合を終えて佐藤監督は「ホッとしました」と本音が漏れた。

部員に不適切な指導を行ったとして小針前監督が謹慎処分を受け、大会直前に監督代行という形で夏の指揮を執ることになった。重圧のかかる夏を迎えるにあたり選手たちには「監督が変わっても、作新学院が変わることはない」と訴えたが、指揮官の心配をよそにグラウンドで隙の無い戦いを見せた。

「僕よりも選手たちの方がすぐに切り替えていた。選手たちの表情に大人の私が勇気づけられた」。さまざまな注目を浴びる中で初戦突破。次戦以降に向けて「気持ちで勝負する。心で戦って次の試合のスタートラインにしっかり立てるように」と誓った。