
<高校野球大阪大会:関大一9ー0箕面自由学園(7回コールド)>◇15日◇3回戦◇万博記念公園野球場
関大一が投打がかみ合い見事3回戦をコールド勝ちで突破した。
関大一は先発の奥田大輝(ひろき)投手(3年)が初回から三振の山を築き、7回を投げて3安打12奪三振。「真っすぐで押すことができた」と自慢の直球で相手打線を寄せ付けなかった。
打撃では伊川敦監督(46)が「頼れる主砲」と称す4番打者の松本颯人内野手(3年)が3安打3打点1本塁打の大活躍。2試合連続の本塁打を放った松本は「自分の野球ができている」とこの夏の好調ぶりを口にした。
伊川監督は「序盤に点を取ることができて良かった。1戦1戦挑戦者という気持ちで全員で戦いたい」と次戦に向けて意気込んだ。
元阪神タイガースで投手として活躍し、現在は阪神アカデミーコーチとして活動している福原忍氏(48)の息子・福原巧望(たくみ)投手(3年)が背番号11番をつけてベンチ入りする。福原忍氏は「頑張れよ」と声をかけ、試合に送り出し、球場に応援に駆けつけた。この日、巧望の登板はなかったが、ベンチから声を出し、仲間を鼓舞した。試合後、今後の試合に向けて「(父の忍氏から)投球時の足の使い方やメンタル面について教えてもらった。試合では全力で持ち味の直球を投げ込みたい」と次戦に向け語った。
福原忍氏は、試合後「最後なんでね。みんなで1つになって頑張ってもらいたい」と関大一の仲間と息子に向けてエールを送った。