
<阪神2-1ヤクルト>◇13日◇甲子園
阪神の劇的な幕切れが、暗雲に包まれた。ドキドキの結果、もう1度喜び直すという珍しいシーンとなった。
2-0の9回、守護神岩崎優(34)が1点を返され、なお1死二、三塁のピンチで右飛を打たれた。
誰もが同点を覚悟したが右翼の森下翔太外野手(24)が本塁にストライク返球。タッチアップした三塁走者を刺して、劇的にゲームセットを迎えた。
ただヤクルトがすぐにリクエスト。リプレーの映像を見ると、走者の手がベースに入っている可能性も浮上したが、判定は変わらなかった。阪神ナイン、阪神ファンは改めて喜びを爆発させた。悲喜こもごものラストシーンだった。