
<阪神-ヤクルト>◇13日◇甲子園
「ウル虎の夏」の特別ゲストとして、俳優の上地雄輔(46)が試合前から球場を盛り上げた。横浜高の野球部出身。この日のファーストピッチセレモニーではパリ五輪ブレイキン日本代表のShigekixと登場し、プロテクターをつけて自身のポジションだった捕手を務めた。ノーバウンド投球をしっかりキャッチ。「27年、28年たってキャッチャーの場所からマウンドを見たり周りを見渡したときに、何なんだろう、これという。心がギューッとなるような思いになりました」と感慨深げに語った。
高校時代にはケガなども重なり、試合出場がかなわなかった甲子園でのプレー。この日のプレーボール直前には、スタメン選手の呼び込みも務め、熱気漂う雰囲気を堪能した。
また、阪神先発の伊藤将司投手(29)は横浜高の後輩。同じく同校出身の自身の楽曲「オセロ」を登場曲に使用している及川雅貴投手(24)とともに、試合前にはあいさつも受けたという。「少しでも選手寿命が長い方がいいと思う。本当、僕が教えることなんて何も無いんですけど、遠い親戚というか。そういう感覚で『本当にケガだけは気を付けてね』とか『体調気をつけてな』と連絡を取ったりしています」と語った。