
<阪神5-2ヤクルト>◇12日◇甲子園
阪神豊田寛外野手(28)が5回表の守備から途中交代したシーンについて、藤川球児監督(44)が説明した。
直前の4回の攻撃で1死二、三塁から、豊田は遊ゴロとなり、相手遊撃手は本塁に送球。三塁走者の大山が、三塁と本塁の間で挟まれている間に豊田は二塁に向かったが、大山がタッチアウトとなった後に二塁へ送球され豊田もアウト。3アウトで攻撃が終了する形となり、直後の守備で左翼は豊田から島田に代わった。
藤川監督は「タイガースというチームでプレーすることに対して、プレーヤーとして壁がいくつかあると思いますね。技術以外の部分で。壁にぶち当たって跳ね返されるのか、それを乗り越えられるのかというのは、時間が非常にかかるし、そのチャンスも必要だし、だけどそんな簡単ではない、というようなシーンでしたけど」と説明した。
「豊田でそのプレーが起こるということは、ファームにいる選手たちというのは全員に起こりえるというところですから。全選手、自分に置き換えて常にやれているかどうかということですよね。チームとして私は受け止めるし、全体に対するメッセージになると思います」とチーム全体に言えることとした。続けて豊田には「また立ち上がって、はね返すというのが、本当のプロフェッショナルになる道筋ですから。頑張ってほしいなと思います」と奮起を促した。