
<高校野球大阪大会:興国7-0夕陽丘(7回コールド)>◇13日◇2回戦◇くら寿司スタジアム堺
上位常連校の興国が危なげなく、初戦を突破した。
左腕エース、若林獅童(しどう)投手(3年)が7回を投げ切り、チームを勝利に導いた。被安打2、11奪三振で相手打線を完封。好投が光った。「今日の投球は60点くらい。(決め球の)チェンジアップを打たれてしまったから」と振り返った。
バッテリーの大鶴彪太郎(こたろう)捕手(3年)は「今日はローボールがよく決まってたかな」。喜多隆志監督(45)は「守備からリズムを作っていく戦いができていた。常に頑張りすぎるなと伝えている。今日の感じで1つ1つ勝っていきたい」と話した。
背番号1、2番コンビが声をそろえて語ったのは「甲子園出場」。昨夏も4回戦敗退と悔しい結果で終わった。強い思いを背負い、喜多監督就任後、初の甲子園出場をプレゼントできるか。【溝淵千夏】