
<高校野球西東京大会:杉並5-0桐朋>◇12日◇2回戦◇府中市民球場
今春、米大リーグ・アスレチックスに入団した森井翔太郎投手兼内野手(18)の母校、桐朋が初戦敗退に終わり、昨年の雪辱を果たせなかった。
先発左腕の金久保有杜(あると)投手(3年)は3回1安打4奪三振と力投したが、4失点。初回は味方の失策から始まり、押し出し死球と中犠飛で2失点。3回も2失策が絡んで2点を失い、一度マウンドを降りた。それでも、5回に再び左翼から救援すると、3回3安打無失点、3奪三振で立て直した。その後の3投手も無失点でつないだ。
しかし、打線は杉並の2投手を前に4安打無得点。8、9回に好機を演出したが、たたみかけられなかった。
金久保は「去年と同じ場所で負けたので、1勝したかった。夏はそんなに甘い物じゃないことを後輩に伝えたい」と話した。